慣行農法から少し外れた農法で作りたい

最近ニュースやYouTubeでも言われるようになった言葉 「慣行農法」

決して悪い意味で思っているわけではありません。

しかし、「菌ちゃん農法」や「共生農法」など自然界のことをより理解して自然界にも配慮した農法というところにも興味をそそられます。

実際問題として、肥料として使われた化学薬品が雨で流れて水路や川に溶け、環境破壊をしているというのも事実です。

かつて水田にいたドジョウや小さな小魚など、最近では見られなくなりました。

できることなら自然に住む生き物に悪影響を及ぼしたくないそれでも立派な野菜を収穫したいということで、これまでの堆肥や肥料を入れて土を豊かにしてきた方法から、自然界にある有機物や他の作物を作った時にでた副産物(有機物)を使用して土を豊かにする方法で行っていきたいと思います。

一つ大事なことが、趣味で畑をしており、専業で生計を立てていないからこそ言えるということもあります

失敗しても「残念だったね」の一言で片付けられることができます。

悔しさは残るかもしれませんが、生活ができないという状態にはなりません。

しかし、専業の方は違うと思います。

はやり、虫食いの多い野菜や小さな野菜は良い値で売れませんし、出荷量も劣る可能性があります。

堆肥や農薬で栄養を与えることは野菜を安定的に生産できるという面では理に叶っている方法だと私も思います。

一年目

第一ステップとして、米ぬかを使った土づくりを始めていきます。

元々水田で、土は粘土質。雨が降ると土は硬くなってしまいますし、掘っていくと笹の根がはびこっています。

まずは根を取り除いて野菜の根を伸ばせるようにしなければいけません。

でも、別の言い方をすると、笹がこんなにも根を伸ばして大きく育っているのだから野菜も同じ植物なので育つはず。

自然界と違うのは、品種改良された野菜の種を使うということです。

元々自然界で育って、種を落として継承してきた植物たちは、その土に合った遺伝子だけが生き延びて、ここまで広まってきましたが、これから植える野菜の種は違います。

生産国も海外であることが多く、これから新しい土地で芽吹いていこうというのです。

少しは芽吹きやすく、育ちやすくしてあげる必要があると思います。

一般的なのは、土を柔らかく耕したり、堆肥などを入れて通気性・排水性・保水性を上げてあげることです。

それを有機物で行いたいので、まずは土壌微生物を安定的に増やそうと思います。

そこで登場するのが米ぬかです。

コイン精米機で無料でもらえるので、土に混ぜ込んで、土壌微生物の餌になってもらいます。

季節は真冬なので、微生物の活性も低く、土づくりには時間がかかりますが、気温が低いので米ぬかがカビにくく、ゆっくりと時間をかけて分解させることができます。

また、米ぬかにはもともと肥料分となる窒素・りん酸・カリウムがそこそこ入っているというので、早めに土に混ぜ込んで、微生物が分解してくれると、春からの野菜を育てるための土づくりのベースはできていると考えております。

次の春夏野菜に向けて土づくりと畝作りを進めていきます。

次は菌ちゃんの糸状菌畝作りです。

菌ちゃん先生は米ぬかを畝には入れないとおっしゃっておりますが、今回は畑全体に米ぬかを薄く入れているので、いくらかは米ぬかも入った土を使用しての畝作りになります。

さて、糸状菌はきちんと広がってくれるのか

続く〜

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